1号棟・2号棟共に足場の組替えを行い、鉄骨ブレースの設置が完了しました。

≪1号棟≫
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≪2号棟≫
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また、鉄骨ブレースの設置と併せて、タッチアップ作業を行いました。
タッチアップとは、一度仕上げたところを部分的に修整塗りする塗装工事のことをいい、
鉄骨のジョイント部分に錆止め塗装を施しました。

≪タッチアップ作業中の様子です≫
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現在、1号棟では、スパイラル筋・天井配筋及びグラウト打設用の型枠工事が完了し、
グラウト打設へと工事を進めております。

グラウト打設とは、既存のコンクリート部材と補強部材との間を接合する為に、
グラウト材と呼ばれるコンクリートの空隙目地やひび割れなどの細かい隙間を塞ぐ役割に
用いられる流動性のあるモルタル(無収縮モルタルともいう)を
圧入・注入し施工することをいいます。
グラウト材の特徴として、耐水性・防水性に優れている為、劣化しにくい上、
収縮性がない為、強度を高めることが可能となります。

≪グラウト打設に伴う型枠工事が完了しました≫
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グラウト打設は、共用廊下の天井部分が施工箇所となる為、設置した型枠の随所に
パイプサポートと呼ばれる支柱部材を配置し、上部からの荷重を支持します。
また、共用廊下は普段住民の皆様が通行されている為、
通行時に万が一の事が無い様、十分な安全確保に努めて、慎重に工事を進めております。

≪パイプサポートを活用して荷重を支えています≫
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グラウト打設が完了すると、来週には鉄骨・手摺の塗装工事へと工事を進めて参ります。

続いて、2号棟でも、スパイラル筋・天井配筋が完了し、
グラウト打設用の型枠工事へと工事を進めております。
スパイラル筋とは、鉄筋コンクリート造建物の骨組みなどに使用される鉄筋の一つで、
主筋に帯の様に巻きつけるせん断補強用の鉄筋をらせん状に巻いた鉄筋ことをいいます。

≪スパイラル筋≫
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スパイラル筋と採用する事で、無収縮モルタルやコンクリートの収縮によるひび割れ防止・分散を図ることができる他、補強接合部に高い反力が加わった場合、モルタル等を拘束し、反力の伝導を助ける効果が期待できることから、耐震補強工事の鉄骨ブレース廻り
等にスパイラル筋を配置することが推奨されています。

≪スパイラル筋・天井配筋が完了しました≫
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グラウト打設用の型枠工事が完成すると、1号棟同様にグラウト打設工事へと
工事を進めて参ります。

先週金曜日には、
毎週実施している設計事務所を交えた第17回の定例打合せを実施しました
工程の進捗確認や問題点の対処方法等、工事の細部に至るまで打合せを行うほか、
現場内へ入り、目視確認することで、設計図通りの構造物が出来ているか
品質管理・工程管理・安全管理を週単位でチェック確認しています。

≪設計事務所を交えて、現場確認を行っています≫
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工事中、工事車両が場内外を通行します。
その際、泥や砂利が車両のタイヤについて場外へ排出され、道路上が汚れてしまいます。
その為、こまめに水を撒くなどし、現場の清潔感を保っております。

≪交通誘導員さんに散水して頂いております≫
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今後、年内には外壁検査を実施し、年明けには足場解体を予定しております。
年内は引き続き、外部足場上や共用廊下での作業に併せて、外構工事にも着手し、
場内の様々な場所で工事を並行して進めていくことになります。
日々の打合せはもちろん、毎週実施している定例の打合せで協力会社・設計事務所・
工事関係者全てと密なコミュニケーションを取ることで、
工事進捗の円滑化を図ることが出来ます。

また、12月に入り、日が落ちるのも一段と早く、気温が急激に下がる上に、
年末で慌ただしくなる為、事故発生の危険性も高まります。
いつも以上に安全確認を厳重に行い、事故のないよう工事を進めて参ります。


高塚工務店HP:http://www.takatsuka-con.co.jp