基礎パッキン敷き込み作業を終えた現場では、早速土台据え付け作業に取り掛かりました。

≪基礎パッキンの上に土台となる木材を据付けていきます≫
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土台据付け作業が進む中、現場に運ばれてきましたのは、建方で使用する様々な金物類。
土台・柱・梁をしっかりと固定する補強金物です。
補強金物は、様々な種類があり、『羽子板ボルト』と呼ばれる金物は、地震時や台風時などに
梁が外れて脱落するのを防ぐために必要不可欠な金物で、主に梁の両端部に取付けていきます。

≪様々な種類の補強金物が到着≫
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【羽子板ボルト】
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≪一つひとつの金物や部材の受入検査を実施します≫
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金物類の受入検査を実施している中、
現場内では、着々と土台据付け作業が進められていきます。

≪土台据付け完了も目前です≫
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土台据付けが完了し、いよいよ『建方』本番へとなって参ります。


~ここで、ちょこっと豆知識~

以前より高塚工務店ブログでも度々登場する言葉。『基礎』
そして、この度、Y邸で作業が完了した『土台』据付け。
『基礎』と『土台』。どちらも住宅などの建物の下から支える必要不可欠なもの。
では、『基礎』と『土台』は何が違うのか?一般の方だと両者が混同するかもしれません。
ここで、少しだけご紹介します。
まずは『基礎』。
こちらは、建築物全体の重量を支える部材で、
この基礎があるおかげで私たちは安心して暮らすことが出来ています。
万が一、基礎が沈下したり、地震が発生して傾くと、
上にある建物が無事でも建築物全体には大きな損傷なのです。

【基礎】
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続いて『土台』。
こちらは、耐力壁が負担する水平力を伝達する部材で、実は木造建築のみで使用されています。
鉄骨造では、柱をRC部材に直接留めることが可能であり、
RC(鉄筋コンクリート造)は、そもそも基礎から屋根まで同じRC部材なので、
もともと一体化されている為、両者とも土台は不要なのです。
一方、木造建築では、土台がなければ木柱を直接RCの基礎に留める必要となりますが、
木造建築では難しい為、土台が必要となり、土台を介してRCの基礎と木柱を緊結するのです。

『基礎』と『土台』
どちらも木造建築にとって必要不可欠なものであって、私たちが安心して暮らせる空間を
見えないところから支えてくれている〝縁の下の力持ち〟なのです。
雨や風などから私たちを守ってくれている建物はこうやって造られていることを
少し知って頂けていると嬉しく思います。


高塚工務店HP:http://www.takatsuka-con.co.jp