本工事の現場は緑豊かな自然に囲まれており、
周辺には、歴史上の出来事に関わりのある名所もある場所となっています。

~ここで、現場周辺の名所をご紹介します~

現場近くに流れる三つの川 『桂川』・『宇治川』・『木津川』
この内『宇治川』・『木津川』の最も下流に架かる橋をそれぞれ『木津川御幸橋』・
『淀川御幸橋』と呼び、2つの橋を総称して『御幸橋(ごこうばし)』と呼びます。

この『御幸橋』は日本でも珍しい2大河川をまたぐ全長613メートルの橋となっています。

≪淀川御幸橋(宇治川)≫
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≪木津川御幸橋(木津川)≫
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宇治川に架かる淀川御幸橋の向こう側に見える山。
この山は1582年(天正10年) 本能寺の変の後、羽柴秀吉と明智光秀が戦った
山崎の戦いで一躍有名になった『天王山』です。
この戦いで『天王山』を制した方が天下を取ることになるとし『天下分け目の天王山』
という言葉で表現されました。
この言葉は現在でもスポーツや政治など重要な試合などで使用されており、
聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

≪標高270mの天王山です≫
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その反対側、淀川御幸橋から木津川御幸橋へ向かって車を進めると、
正面に大きな山が見えてきます。『石清水八幡宮』です。

860年(貞観2年)、平安時代前期の第56代天皇 清和天皇が本社社殿を造営したのが
創建とされている『石清水八幡宮』は、
地元の人々から『やわたのはちまんさん』の名で親しまれている一方で、
大分県の『宇佐神宮(うさじんぐう)』、福岡県の『筥崎宮(はこざきぐう)』と並び、
日本三大八幡と称されています。
※近年では、『筥崎宮』に替えて、神奈川県の『鶴岡八幡宮』を加えることがあります。
また、三重県の『伊勢神宮』、京都府の『賀茂社(上賀茂・下鴨神社)』と並び、
三社参りの風習の始まりとなった日本三社の一つでもあります。

今年2月9日には、『石清水八幡宮本社』10棟が国宝に指定された他、
多くの建造物や書物が国及び京都府の重要文化財に指定されております。

≪橋の向こうに見える山が『石清水八幡宮』です≫
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ここ『石清水八幡宮』は年間を通して100万人以上の方が参拝に訪れており、
特に、全国屈指の厄除けの神社として古くから篤い信仰を受けています。

このように歴史や文化、そして季節の移ろいが感じられる〝場所〟です。
私たちは、様々な場所で様々な工事を行わせて頂いており、
工事期間も数ヶ月~数年と、長期間に亘りその地で工事を進めていくことになります。
だからこそ、地域の皆様との良好な関係創りもちろんのこと、
『建築』という立場を通して、〝ものづくり〟〝まちづくり〟を歴史から学び考えていく事、
また、その地域の特色や文化、地域の皆様の暮らしを知ること、
この事を多くの皆様にお伝えすることが出来ればと考えております。


高塚工務店HP:http://www.takatsuka-con.co.jp