新しい年を迎えて、数日経ったある日、
大原野にある京都市立竹の里小学校へ工事を行いにお伺いしました。

学校の正面玄関へ足を踏み入れようとした際、
ふと正面玄関横に鎮座するあまり見たことのない大きな木に目が奪われました。

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その大きな木の横にある高札には、
『京都市立学校・幼稚園 名木百選選定樹木』の文字が記されていました。

京都市では、平成6年~7年度に、平安建都1200年を記念して、
『京都市立学校・幼稚園名木選定委員会』により、
104件の学校の名木が『京都市立学校・幼稚園名木百選』に選ばれました。

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今回、訪問した『京都市立竹の里小学校』にある〝大きな木〟
その名前は『紅鳳凰竹(べにほうおうちく)』。
葉が鳳凰に似ており、春には根元が淡い紅色に色づくことから、そう名付けられた
『紅鳳凰竹』は、昭和59年7月7日 七夕の日、日本の竹を守る会(現在 竹文化振興協会)より寄贈されたものです。
竹林で有名であった京都市洛西地域の中にある竹の里小学校は周囲を竹に囲まれた学校で
あり、その名に相応しい植物が寄贈され、30年以上に渡って京都市立竹の里小学校の
子どもたちの成長を暖かく見守っています。

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工事を行わせて頂く為にお伺いしましたが、
新年早々にこのような名誉ある植物に出会えたことに大変嬉しく感じました。
それと同時に『京都市立学校・幼稚園名木百選』に選ばれた木々が京都市内各地に
存在することを初めて知ることになり、京都でお仕事をさせて頂いている私たちにも
知らない『京都』の伝統や文化、歴史などがあることを学べる良い機会となりました。

今回訪れた『京都市立竹の里小学校』の『紅鳳凰竹』をはじめ、
京都市内には、104件の『京都市立学校・幼稚園名木百選』が存在します。
もしかしたら、皆さんの母校の植物も選ばれているかもしれません。
一度、母校の植物について調べてみるのも良いのではないでしょうか。
新たな発見があるかもしれませんよ。


高塚工務店HP:http://www.takatsuka-con.co.jp