平成29年8月より工事を進めておりました
南山城学園宇治蔭山地内障害者施設新設工事が無事竣工の日を迎えました。
工事ブログ最終回となった今回は、建物の全貌をお伝えいたします。

まずは外観。
落ち着きのあるグレー色にまとめられた外観は、美術館のようなデザイン性のある雰囲気。
車で通行していても、目に留まるその存在感でこの地域に初めて訪れる人の気になる存在に。

≪高いデザイン性を感じられる外観≫
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この建物は土地の形を生かし、弧を描いたような形状をしています。
斬新なデザインに感銘を受けると同時に、施工側に求められる技術の難易度も高く
現場責任者・担当者や現場作業員の方々は頭を悩ますこともありましたが、
無事、完成したことが嬉しく感じております。

≪空から見ると斬新な建物の形状がよくわかります≫
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早速、内部へ・・・
一歩足を踏み入れると、開放感のあるエントランスホール。
建物入口には、2本のウェルカムツリーが外のイメージから想像できない空間へと迎え入れてくれます。

≪吹き抜けているエントランスホール≫
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鉄骨のクールでスタイリッシュな印象に木製の建具の温か味が合わさることで、
空間にぬくもりが加わり、外観からは想像できない意外性のある空間が演出されています。

≪鉄骨造の建物にアクセントとして木製の建具が引き立ちます≫
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≪木のぬくもりを感じるカフェ≫
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また、真っ白な清潔感のあるクロスが内部全体を明るく包み込み、
安らぎを感じる心地のよい優しい空間となります。

≪清潔感のある談話コーナー≫
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≪事務スペースは窓側にもデスクが設けられ、降り注ぐ光を感じながらお仕事ができます≫
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一方で、鉄骨だからこそ実現できた広々とした大空間。
それぞれの持つ個性が存分に活かされた施設となりました。

≪中庭側はガラス張りとなっており開放感抜群≫
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2つの棟を繋ぐ中庭は、全ての空間に光を取り込んでくれます。
その上、太陽の光を取り込むだけでなく、中庭に植えられた木々が
ここで暮らされる皆さんや訪れる皆様に癒しを与えてくれます。
そして、中庭から空を見上げると、庇部分から2棟を繋ぐようにワイヤーとロープが張り巡らされています。
実は、将来、中庭上部に藤棚が出来る予定。
藤の美しい紫色の花と青々とした葉が優しい木漏れ日を作り出してくれることでしょう。

≪集う人々に癒しを与えてくれる中庭≫
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≪夜になると、日中とは逆転。部屋からの光で中庭が照らされます≫
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エントランスホール横の階段を上がって、2階部分へ上がって見ると・・・
建物を覆う外壁の開口部からは、明るい光と一緒に宇治の風景が垣間見えます。
一方で、最低限の開口にすることで、外部からは施設内が見えにくくなっています。
斬新なデザインの外観は外部からの目隠し的な役割も担っているように感じられます。

≪最低限の開口は目隠しと採光、両方の役割もっています≫
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私たちの仕事は皆様のご理解・ご協力があって、はじめて成立します。
工事を進める上で、様々な厳しい条件もありましたが、
無事、竣工の日を迎えることが出来ましたのも、施主様を始めとする施設関係者様
設計監理者並びに協力業者の皆様など多くの方々のご尽力の賜であると心より感謝申し上げます。
そして、何より近隣の皆様には工事中、大変ご迷惑・ご不便をお掛けしたことと思います。
改めまして、心よりお詫びと感謝申し上げます。ありがとうございました。

『この南山城地域の地域福祉を潤し、より充実したものにしたい』
社会福祉法人 南山城学園様のこの想いが形になり、この地に誕生しました。
歩み始めた『地域福祉支援センター宇治小倉』がこれから地域の皆様に愛される場に
なることを心よりお祈り申し上げます。

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本日を以って、『(仮称)南山城学園宇治蔭山地内障害者施設新設工事』の工事ブログは
終了となります。
途中、工事ブログが滞り、大変申し訳ありませんでした。
掲載当初より多くの皆様にご覧頂き、誠に有難う御座いました。


高塚工務店HP:http://www.takatsuka-con.co.jp