上階のコンクリート打設が進んでいる頃、下階では内部の作業に取り掛かっていました。

この日は、2階・3階床のレベリング打設作業を行いました。

『レベリング工事』とは、流し込むだけで均一なレベルを形成する自己水平性という性質をもつ

素材を活用したコンクリート床工事の事を指します。


レベリング打設前には、床をほうきや掃除機などで清掃し、

コンクリートくずやゴミなどを取り除きます。

その作業を事前に行っておくで、レベリング剤と床がよく接着してくれます。


≪下処理として清掃を行います≫
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そのころ、清掃を終えた現場内では、次工程となるプライマーの塗布作業が行われました。

『プライマー』とは、下塗りの塗料のことで、主に接着を目的とした材料となります。


≪プライマー塗布作業中の様子です≫
②


プライマー塗布作業を終える頃、現場にはレベリング剤が到着。

早速、現場内に運び込まれ、レベリング打設作業が始まりました。


≪レベリング剤が現場に到着しました≫
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≪レベリング打設前の状況≫
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2階・3階床 レベリング打設作業中の様子です≫
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コテを用いてレベリング剤を均一かつ速やかに流し込んでいきます。


≪流し込まれたレベリング剤をコテで均していきます≫
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レベリング剤は季節や打設時の気候によって、硬化速度が異なります。

一定の養生期間を経て、軽歩行が可能な状態になったことを確認すると、

気泡跡やひび割れ、不陸などの有無を確認し、必要に応じて補修処理を行わなければなりません。


コンクリート床工事の下地調整材には、『レベリング』の他に、『モルタル』が用いられるケースもあります。

しかし、職人の熟練度によってどうしても平滑さにばらつきが生じてしまいます。

その為、平滑な床が要求される建築現場では、『レベリング』の特性を生かし、

効率的に平滑な床面を形成できる【レベリング工法】が主流となってきております。



高塚工務店HPhttps://www.takatsuka-con.co.jp