本日は2月度の近隣清掃を行いました。
2月に入り若干寒さが和らいだように感じますが、
昨日は東北・北陸地方が大雪に見舞われるなど、まだまだ春の訪れは遠く感じられます。
本日は、吹く風は冷たいものの柔らかな日差しで少しぬくもりを感じる中での清掃となりました。
本日の清掃では、先月と変わらずペットボトルや空き缶の数は多いように感じられました。
しかし、それらより多く拾ったのがタバコの吸い殻です。
ここ数ヶ月少ないように感じられていましたが、その多さに驚き、
社員からも『タバコの吸い殻が多かった』という声が聞こえてくるほどでした。
しかもその大半が、道路上ではなく、道路脇の落葉の上や植栽の中・・・。
特に空気が乾燥する季節、タバコの火の不始末は大変危険です。
タバコ火の不始末による火災は毎年発生しており、様々ある出火原因の中でタバコが最も多い上、
火災による死者数が多いのもタバコに起因する死者が最も多いのです。
タバコの火は微小火源と言われる炎のない無炎燃焼(煙のみを出しくん焼状態)を起こしています。
燃焼部分や熱量が低く、着火しても衣類等が焦げる程度で終わることが多い為、
『火災にはならないだろう』と軽視されがちですが、
その油断が取返しのつかない大きな火災になる危険性を持っています。
タバコ火による火災原因の内訳をみると【処理不良】と【ポイ捨て】が圧倒的に多く、
タバコの吸い殻をきちんと後処理することがどれだけ重要が分かって頂けると思います。
ご本人からしたら『捨てたのは今回だけ』『捨てる場所がなかった』などちょっとした
出来事なのかもしれませんが、その行動が火災を招くことも大いにある事を知って頂き、
マナーを守り、節度ある行動を心掛けて頂けると嬉しく思います。
今月の稼働現場周辺清掃は、北区にて施工中である
『京都市楽只保育所整備工事 ただし,建築主体その他工事』の現場周辺の清掃活動を実施しました。
楽只保育所は以前に2度建築工事に携わらせて頂いた地域であり、
約2年半ぶりに新たな建築工事を行う為、再びこの地に戻って参りました。
清掃を始めると、プラスチックゴミや紙製品の他、コーヒーやビールの空き缶を多く見つけましたが、
しかし、一昨年同様に全体的なゴミの量は少なく、地域の美化が保たれていることに嬉しく感じました。
前回・前々回に大変お世話になった馴染みのある地域である上、
今回は現場のすぐ横にそびえる【船岡山】は、
豊臣秀吉の頃より織田信長公の霊地として自然がそのまま残され、
京都盆地特有の樹相が良く保たれており、樹種が極めて多い為、
帰化植物がほとんど入り込んでいない、京都市内でも数少ない貴重な森と言われています。
そんな大切な自然が残されている地域でもあることから、
竣工を迎える12月末まで現場環境の整備はもちろんの事、
豊かな自然を守る為、現場周辺の環境保全にも寄与していければと考えております。
久しぶりにこの地域での清掃となったため、少し足を延ばし、
現場の北側にある『今宮神社』まで清掃範囲を広げてみました。
平安時代の女流作家 清少納言が〝岡は船岡〟(=【船岡山】)と詠んだ『枕草子』が著された
約2年前の正暦5年(994年)に創建された『今宮神社』。
重要文化財や重要無形民俗文化財の他、32の登録有形文化財(建築物)を有する
歴史ある寺社であり、昔から疫病を鎮めるための神社として信仰を集めてこられ、
実際に度重なる疫病を鎮める為に、御霊会が行われ、疫病退散が願われたと伝わっています。
今現在、世界中で猛威を振るい続けている新型コロナウイルス。
今再び、世界中が目に見えない敵と戦う日々が続いています。
京都府でも緊急事態宣言の延長が発表され、3月7日まで不要不急の外出を控えるよう呼び掛けられています。
その為、参拝することは難しい状況ではありますが、お仕事や用事などでお近くにお越しの際は、
是非参拝して頂き、一日も早い終息と平穏な日々が戻るようお祈りされてみてはいかがでしょう。
また、お出掛けが難しい方は、終息後にお礼参りにご参拝頂いても良いのではないでしょうか。
近隣清掃を開始して12年が経過し、13年目へと突入しました。
今年も引続き清掃活動を実施し、会社全体で環境保全活動に積極的に取り組んで参ります。
高塚工務店HP:https://www.takatsuka-con.co.jp
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